康 雪凝「ビデオゲームにおける非言語的表現について」

修士小論文・作品

多様なビデオゲームの中でも、普遍性を持つゲームに共通するのは、視覚・触覚・聴覚といった多感覚的、非言語的表現を通じて情報を伝達するということである。そしてそのような表現を実験的に推し進めていくことで、言語レベルでは解消しえない、社会的分断に対する有効な手立てとなりうる可能性もあると筆者は考える。
一年次制作『Feasts of Decay』を通じて、社会学におけるスティグマ概念を「消費期限」というメタファーで視覚化し、非言語的表現によるメッセージ伝達の可能性と限界を探求した。実施したプロトタイプテストからは、非言語的表現に関する三つの特性が明らかになった。まず、メタファーの多義性により解釈の幅が生じること、次に文化的背景に
よる解釈の差異が発生すること、そして非言語表現特有のアクセシビリティ課題が存在することである。
これらの実践的発見は、ゲームにおける物語伝達や感情表現の可能性を拡張すると同時に、社会的問題提起を芸術的文脈で具現化する新たな方法論の開発に寄与する。本研究は特に、解釈の多様性を尊重しつつも、作品の核心メッセージを効果的に伝達するためのゲームデザイン理論の体系化を企図している。

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修了制作

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一年次制作

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