本稿は、修士1年次作品のゲーム『地下街探偵』の制作を通して、ゲームにおけるワールドビルディングの在り方を検討するものである。筆者はワールドビルディングを、①ゲームメカニクス、②報酬(ストーリー)、③それらに伴う空間デザインの三要素が相互に作用する構造として捉えた。1年次の制作では、ビジュアル的な世界観から出発し、ストーリーやメカニクスが不十分であったため、ゲームとして成立させることが難しかった。この反省を踏まえ、2年次以降は、1年時に制作した既存の世界観を基盤にストーリーを構築し、それに伴うゲームメカニクスを再設計する方針へと転換した。本作では、探索や観察そのものを主な体験とし、最小限の操作でプレイヤーが自由に空間を眺められる構造を採用する。都市空間に埋め込まれた情報や細部の発見を通じて、場所そのものを主役とするゲーム体験の創出を目指している。
修了制作
Vimeo / Youtube にアップロードされ次第、掲載します。
一年次制作
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