當山絢香/Ayaka Toyama「アニメーションにおける食べ物表現の分析と実践」

修士小論文・作品

本研究は、アニメーション作品における食べ物描写が「美味しそう」と受け取られる要因を明らかにすることを目的とする。既存の商業アニメーション作品を分析し、食べ物がクローズアップされるカット、調理シーン、食事シーンにおいて用いられている特有の表現を整理した。分析対象として、食を主題または重要な要素として扱う複数の作品を取り上げ、色彩設計、実線の扱い、質感描写、ハイライト、輝きのエフェクト、湯気、音による演出といった要素に着目した。その結果、食べ物の美味しさは写実的な再現のみで成立するものではなく、視線誘導や印象操作を目的とした演出的手法が重層的に用いられていることが明らかになった。特に、クローズアップのカットでは他の場面とは異なる描き込み量やライティング処理が施され、食べ物が画面の主役として強調されている点が確認できた。さらに、これらの分析結果を踏まえ、筆者自身のアニメーション制作プロセスを整理し、今後の制作への応用可能性を検討した。本研究は、食べ物表現における一つの分析視点を提示するとともに、制作研究としての実践的意義を有する。

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修了制作

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一年次制作

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