修士小論文・作品

修士小論文・作品

陳寅「サイコーホラーゲーム創作におけるリミナルスペースが示す可能性」

筆者は、サイコーホラーゲーム作品『Project:K』および修士1年次の作品『俯瞰風景』を制作する際、自身のトラウマの記憶や現実に広く存在するトラウマ的な体験を、ゲーム内のビジュアルやインタラクションとしてデザインする手法を用いてきた。この...
修士小論文・作品

張錦彤「空間と記憶の交差点--アニメーションにおけるリミナルスペースの表現」

2019年以降、リミナルスペースをテーマとした芸術表現が次々と登場し、ノスタルジアが新たな表現の主題となっている。それは単なる個人的な懐旧ではなく、集団的な共鳴を伴うものであり、記憶や私たちが経験した時間に関する議論と密接に結びついている。...
修士小論文・作品

丹治奈美「1年次制作『はいいろ を つくろう』における「ぎりぎりのキャッチボール」的ゲーム体験の実践」

ゲームというメディアにおいて、プレイヤーとゲーム内反応が常に掛け合いを⾏い、相互に進⾏を握っている部分を、本論⽂では「キャッチボール」的な体験であると呼称したうえで、それが明確に「ゲーム性」(遊びの楽しさ)に活かされている商業ゲームジャンル...
修士小論文・作品

大原せい「ストップモーションにおける素材論」

本論文では、ストップモーションアニメーションにおける「素材」の重要性に着目し、その特性を活かした表現について論じている。筆者は高校時代にストップモーションに出会い、その立体的な表現や制作者の意志をダイレクトに反映できる自由さに魅了された。以...
修士小論文・作品

孫邐安「無条件に⾒ることは愛と等しいのか?」

本論⽂は「無条件に⾒ることは愛に等しいのか?」という核⼼的な問題を掲げ、哲学理論と芸術的実践を組み合わせることで、両者の関係と差異について探究したものである。無条件に⾒ることという⾏為は、判断を超越する倫理的な⾏為であり、個体の真実の姿を理...
修士小論文・作品

松⽥華凌「アニメーション制作におけるAI活⽤と⼈間の創造性の相乗効果」

本著者の修⼠1年次作品《たまごやき》の制作を振り返り、あわせて漫画家ユニット「うめ」や経済産業省のAI利活⽤のガイドブックに掲載されている企業の取り組みなど、実際にAIを活⽤している事例を参照し、既存のワークフローを効率化するだけではなく、...
修士小論文・作品

佐藤 寧々「音楽シーンにおける「ボーカロイド」という存在を問う」

⽇本のオタク⽂化からはじまり、今や世界中で愛されるようになった合成⾳声ライブラリ、通称「ボーカロイド」。彼らは⾳楽シーンの中でどのように扱われ、アーティストたちの創作にどのような影響を与えていったのか、また、彼らに秘められたこれからの創作の...
修士小論文・作品

康 雪凝「ビデオゲームにおける非言語的表現について」

多様なビデオゲームの中でも、普遍性を持つゲームに共通するのは、視覚・触覚・聴覚といった多感覚的、非言語的表現を通じて情報を伝達するということである。そしてそのような表現を実験的に推し進めていくことで、言語レベルでは解消しえない、社会的分断に...
修士小論文・作品

王 瑾瑶「アートセラピーとしてのアニメーション制作:喪の作業と創作の関係」

本論文では、アニメーション制作がアートセラピーとしての機能を持ち得るかについて考察する。第2章では「喪の作業」に関するフロイトやロスの論理を整理し、第3章では、詩歌療法や映像療法を含むアートセラピーの概念を具体的な事例を交えながら詳しく解説...
修士小論文・作品

ヨウ カショ「強迫性障害を表現する超現実主義アニメーションの制作について」

本論文は、強迫性障害をテーマとした卒業アニメーション作品『心の癌』の制作過程とそのコンセプトに基づき、この作品の制作背景と契機、制作開始前における強迫性障害および超現実主義に関する先行研究や考察、非ナラティブの超現実主義アニメーションという...